福岡女学院 理事長・院長あいさつ




学校法人福岡女学院
理事長 十時忠秀

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福岡女学院は、1885(明治18)年に米国のメソジスト監督教会から派遣されたジェニー M. ギールにより創立された英和女学校から始まり、今年創立134周年を迎えます。

 創立以来今日まで、キリスト教を基盤とする人間教育や女子教育を重んじ、現在の福岡市南区の曰佐校地に幼稚園から中学校・高等学校、大学・大学院を、古賀市に看護大学を擁する総合学院に成長しました。これも先達たちの努力と福岡女学院につながる多くの方々の支えによるものであり、心から感謝します。 

 現在、日本の高等教育が直面している最大の課題は少子化です。日本は欧米諸国・先進国で教育に対する公的支出が最も低く、これが家庭の負担を大きくし、少子化を増長させます。大学進学率はアメリカや韓国は70%前後、OECD加盟国の平均は60%ですが、日本は50%台です。その上、日本の国公立大学と私立大学の学費にはかなり格差があります。

 教育の80%は私学が担っています。国公立にはない建学の精神を守り、多様性を堅持できる、素晴らしい特色があります。それを守り、発展させるのは、学院自体の努力(教職員の確保、財務の健全化など)と同時に地域との連携・協力が欠かせません。

 2019年度の年間目標を「改革と伝統が共存する福岡女学院―Society5.0を見据えた宗教・女子教育―」としました。どんなにAIが発達してもできないことは、宗教と教育ではないでしょうか。本学の建学の精神であるキリスト教教育と女子教育、どちらもこれからの社会ではますます難しくなっていくことと思います。これから先近い将来、科学技術はどこまで進歩するでしょうか。AI等と共存していく社会の中で、「Society 5.0」という新たな時代は、もうすぐそこまでやってきています。この新たな時代を見据え、社会で活躍できる人財を育てるために、女子教育やキリスト教教育はどうあるべきか、地域とどう連携・協力していくのか、これからの社会の変化に対応できるよう学校運営はどうあるべきかを念頭におきながら歩んでまいります。

 どのような時代の変化にあっても、本学が長きに渡って守り続けてきたキリスト教の精神や伝統を受け継ぎ、各学校の特色を活かした教育や取組みができるよう、教職員一同努力していきます。
 
2019年4月

過去のごあいさつ
2018年4月
2017年3月
2016年5月
2016年4月
2015年6月



理事長プロフィール

1968年 3月
九州大学医学部卒業

1969年 6月
九州大学医学部附属病院 麻酔科助手

1980年 4月
佐賀県立病院好生館 麻酔科医長

1982年 4月
佐賀医科大学医学部 麻酔科教授

2003年 10月
同大学病院 病院長

2005年 10月
佐賀大学副学長兼務

2008年 4月
佐賀県医療総括監

2010年 2月
公益財団法人佐賀国際重粒子線がん治療財団
(通称 サガハイマット)初代理事長 (2015年6月まで)

2010年 4月
佐賀県医療センター好生館理事長 (2014年3月まで)

2015年 4月
福岡女学院看護大学学長 (2015年7月まで)

2015年 6月
学校法人福岡女学院理事長

学校法人福岡女学院
院長 寺園喜基

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「神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」(ヨハネの手紙一、第4章16節)


国と国の間で、同じ国の中でも、学校や職場や家庭の中でも、分断、断絶、分裂が支配しているように思われる今日です。昔の人は「人は人に対して友である」(アリストテレス)と言いましたが、近代初頭の人は「人は人に対して狼である」(トマス・ホッブス)と言いました。残念ながら、後者の言葉が現実のものになってしまったようです。

このような現代に対して聖書は神の愛を語ります。キリスト教の本質は愛です。これについて三点ほど記しましょう。

第一、聖書のいう愛は自己を与える愛、自己犠牲的な愛です。神は独り子・キリストを与えられたように、この世を愛されるのです。

第二、あなたは無条件に、そのままで神の愛の対象であり、価たかく、貴い存在です。「君は愛されるため生まれた」という歌を率直に喜びたいものです。 

第三、神の愛に包まれ、生かされていることを知って、今度はあなたが愛する者になります。フランシスコの平和の祈りの中にこういう言葉があります、「ああ、主よ、慰められるよりも慰める者にしてください。理解されるよりも理解する者に、愛されるよりも愛する者に。」

今年度の学校生活が愛に裏付けられたものでありますように。

2019年4月


過去のごあいさつ
2018年4月


院長プロフィール

1962年 3月
西南学院大学文学部神学科卒業

1963年 6月
同大学専攻科神学専攻科を修了

1965年 3月
九州大学大学院文学研究科修士課程を修了

1967年 10月
同博士課程を休学して、ドイツ ヴッパータール神学大学、ポン大学神学部へ留学

1971年 7月
ポン大学神学博士を取得

1972年 4月
九州大学文学部助手に採用
その後、同教養学部同教養部宗教学担当助教授・教授を経て

1994年 4月
九州大学大学院比較社会文化研究科教授

1998年 10月
西南学院大学神学部教授

1999年 5月
九州大学名誉教授

2004年 4月
学校法人西南学院院長

2009年 3月
同理事長を歴任

2012年 6月~
2013年 2月まで
ドイツ ヴッパータール神学大学客員研究員

現在までに
本学院 監事、理事、評議員
学校法人西南女学院 常任理事
学校法人西南女学院 評議員、理事等を務める

2015年 4月
学校法人福岡女学院 院長に就任



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